整理収納コンサルタント、森山尚美です。
私は以前、看護師でした。
でも今は、整理収納コンサルタント(アドバイザー)。
どうして?全然ちがう仕事なのに。
なぜ整理収納アドバイザーに?
このところ何回か、ご質問を受けたので、今日はそれを書こうと思います。
講座などでもよく話すので、ご存知のかたはスルーしてくださいね。
私は子どものころから、お外よりもおうちが好き、お部屋が大好き、そんな子どもでした。
昔、「私の個室」っていう雑誌があったのです。ご存知ですか?
10代の少女が、それこそ4.5畳とか6畳の小さな個室をかわいく飾ったり、模様替えしたりする、
ティーン向けインテリア雑誌です。
それを母に時々買ってもらっては、穴が開くほど熱心に見つめて、自分の部屋を眺めて、
「そっか~、色を揃えると可愛くなるんだ」とか
「こうやって小物を並べると素敵に見えるんだ」と、幼な心にインテリアを楽しむ、そんな子どもだったのです。
(画像お借りしました)
当時は、かわいいキャンディの包み紙を、キレイに伸ばして、机の上の小さなピンクの引き出しに、大事にとっておいたりしていました。キキララちゃんとかマイメロちゃんのちっちゃいメモ用紙とかも、大事にしてたなあ。かわいいものが大好き!捨てるなんてあり得ない、という子どもでした。
インテリアが大好きでしたが、片づけは全く知りませんでした、当時は。
そして大学に入って、はじめてひとり暮らしをしました。
当時はお金もないし、インテリアにこだわるなんてできませんでした。
実家から持ってきた、あるもので暮らす、という感じ。
だけどワンルームの部屋に引っ越す時、母と電器屋に行って冷蔵庫を選ぶときに、母は青い冷蔵庫を「安いからこれでいいんじゃない?」と言ったのに対して、「絶対に白いのじゃなきゃヤダ」と言って、あきれられた記憶があります。
当時からなんとなく、モノへのこだわりがあったのでしょうね。
看護師になって、病院の寮に入ったり、そのあとはワンルームマンションを借りて住んでいました。
うれしくて、かなりインテリアの雑誌やカタログを読んで、こだわりました。
あこがれの無印良品のパイン材の棚を買って、キッチンで食器や食材を「見せる収納」にしてみたり。
クッションフロアの床がイヤで、フローリング調のカーペットを通販で買ってみたり。
そのころから、部屋を片づける、そうじという家事をすることに目覚めたように思います。
そうそう無印良品といえば・・・
小学校高学年くらいのころに、
まだ当時ほとんど見ることのなかったシンプルで素っ気ない商品が、
今はない大宮の西武百貨店にできたばかりの「無印良品」というお店に並んでいるのを初めて見ました。
(私は埼玉県浦和市(現さいたま市)の育ちです)
クラフト紙だけでできた封筒とか、ただの白いお皿とか、ドキドキして見たものです。
すごい素敵!かっこいい!と子ども心に興奮したことを覚えています。
結婚して、看護師の仕事はすっぱりと辞めました。
専業主婦にとても憧れていたのです。
ゆっくり時間をかけて、おうちの中を整えていくこと。
それは私が結婚したらぜひやりたい!と思っていた、憧れのことでした。
インテリア雑誌を見て、自己流で、片づけもいろいろやっていました。
プラスワンリビングとか、栗原はるみさんの本とか、真剣に読んでいましたね。
でも当時の私は、片づけもやっていたけど、買い物が大好きだったんですよね~
子どもが生まれる前は、買い物がストレス発散!かわいいもの大好き!という状態でした。
だから、当時住んでいた静岡の3LDKのアパートのひと部屋は、当然物置き部屋でした。
それに何の疑問も持っていなかったのです。そのころは・・・
ところで看護師の仕事、これはもう戻るつもりはありませんでした。
仕事は嫌いではなかったけど、主婦の仕事も大切だし、子育てもあるし、もう一生仕事なんてすることはないんだろうな・・・
そんな風に考えていました。
その2につづきます