整理収納コンサルタント、森山尚美です。
8月9月と、仕事の量をだいぶ減らして、両親と時間を過ごしていました。
(キャンセルや延期をお願いしたり、ご迷惑をおかけすることもたくさんありました。ご対応くださったみなさま、改めてお礼申し上げます)
自宅や実家で過ごすことが多く、
日常の家事、日常の片づけをしながら、いろいろ考えていました。
そして、思ったんです。
片づけにも、いろいろあるなあ~
サッとモノを取り出せるような機能性重視の片づけとか、
素敵なボックスを揃えてしまう美的な片づけとか、さまざまだけど・・・
でも私は、「捨てる」片づけが好きだなぁ!
「捨てる」っていうと、
まだ使えるかもしれないのにもったいない…とか、
エコのためにはなるべく避けたい…とか、
そもそも捨てるのって、悲しい…とか、
とにかく捨てられなくて困ってしまう…とか、
なんかこう、ネガティブで、否定的な言葉になっているような気がします。
整理収納アドバイザーの世界でも、
お客さまには絶対に、「捨ててください」って言ってはいけない、ていう
暗黙のルールがあるし(多分)。
そもそも「捨てる」ことは、よくないことだと、思われている気がします。
「捨てることが大好き!」なんて言ったら、
森山さんには何でも捨てられそうでちょっとこわい…とか、
あのひと血も涙もないひとなのね…なんて思われそうで、
なかなか大手を振って宣言できない、なんていう感じがしていました。
でも改めて家を片づけたり、実家で過ごしていて、わかってしまいました。
やっぱり私は、「捨てる」が大好きだ!
私の生活にはもはや必要ない、と判断したモノを、
ポイポイとごみ袋に入れて、サヨナラ!と手放す爽快感!
いつの間にか増えてしまった食品ストックを、毎日せっせと少しずつ食べて、
空っぽになったパッケージをゴミに出す気持ちよさ!
まだ読むかも…という本たちを、今の私にはもうなくても大丈夫!えいやっ!と
ブックオフ行きの袋に詰めたときの、思いきった感!
モノを捨てたあとに、棚に生まれる空間の美しさ!
モノが減った部屋を、庭からの風がさわさわと吹き抜けていく、空気の流れ!
どれもこれも、「捨てる」ことによって得られる、暮らしの潤いです。
もちろん、ひとそれぞれの好みがあるから、
全ての人やお客さまに、この感覚を分かってもらおうとは思わないし、
ましてや押し付けようなんて思いません。
お客さまにはこれからも、「捨ててください」とは言いません。
(おススメはしますけどね 笑)
だけど、「捨てる」の大好き!「捨てる」は気持ちいい!
そんな片づけがあってもよいと思うのです。
私はこれからも、「捨てる」を大いに楽しんで、片づけします!