整理収納コンサルタント、森山尚美です。
先週末、久しぶりに夫の実家に出かけてきました。
夫の母、うちの子たちにとってはおばあちゃんは、とっても子どもたちを可愛がってくれます。
久しぶりに会って、大きくなったね~、と成長を喜んでくれます。
ついでに、おこづかいもくれます。
うちの長男、中1男子、お小遣いに大喜び。
さっそく使いましたよ・・・
本6冊、マンガ10冊、一気に大人買い。
(私にはあり得ない、この使い方・・・)
家に戻って、息子はうれしそうです。
「オレ、16冊も一気に本増えちゃったよ~」
彼にとって、何よりも大事なモノがマンガですから、それについてはとやかく言うつもりはありません。
大好きなコレクションが増えていくのが、喜びなのですよね。
だけど、今までマンガをしまっていた棚に、入らなくなってしまいました。
16冊も増えれば、そりゃ入りませんよ・・・
挙句の果てに、「母さん、マンガ入らないから、棚買ってよ~」とのたまう。
思わず、「わかった。今度考える~」と返事してしまった私でしたが、しばらく時が経って、はた、と考えました。
「そうだ、私片づけのプロだった。
モノが増えたからって、カンタンに収納を増やしてたまるかい!」
片づけのプロだからこそ、基本に立ち戻ります。
まず、マンガや子どものモノをしまっている棚の中のモノを全部出し、今使っているか、いないかで息子と判断します。
小さいころに遊んでいたミニ四駆(車のおもちゃ)、消しゴムのコレクション、ブロックなど・・・
もはや遊んでいないモノが結構出てきました。
息子は「もう使わないからいらないよ」とあっさり言います。
だけど、問題は母なのですよね・・・
「これで遊んでた頃、かわいかったな」とか、「結構高かったのよね・・・」と思って手が止まる。
だけど、これらは私のモノではありません。
冷静に判断して、もうお役御免のモノはありがたく手放します。
ごみ袋に入れるときは、私だって勇気いりますよ!
でも思い切って、ありがとね、お世話になりました、と言って手放します。
そうすれば、スペースは生まれるのです!
ビフォーを取り損ねてしまいましたが、
息子の大事なマンガコレクションをしまう段を、1段増やすことができました。
マンガが増えたからマンガを減らす、というのは、マンガ大好き!な息子には難しいことだと思うのです。
でも、もう使い終わった、遊び終わったモノなら手放せるから、そちらを選べばよいのです。
モノが増えたとき、それをしまうためにどうしましょう?
それらのために、新たに棚を買って収納スペースを増やせば、済むことかも知れません。
だけど、確実に、家は狭くなります。
美しく、くつろげる家からも遠ざかります。
いちばんゆっくりしたい、くつろぎたい家だからこそ、いつも美しくしていたい。
安易に増やした収納家具で、視界を邪魔されるのはイヤなのです。
モノに合わせて家具を買ったり増やしたりするのではなく、すでに持っている収納スペースに合わせて自分が持つべきモノを選択することが、美しいライフスタイルを送るコツのひとつだと、考えています。