シンプルライフスタイリスト、整理収納コンサルタント 森山尚美です。
この春休み、宮崎から、妹とその子どもたちが遊びに来ました。
正確には、埼玉の私たちの実家に帰ってきたついでに、遊びに来てくれました。
私と妹は、子ども時代をずっと、埼玉県浦和市(現さいたま市)で過ごしてきました。
今、実家は、埼玉でも別の場所にあるのですが・・・
妹と、どこかに出かけようか?という話になったとき、久しぶりに懐かしい浦和に行ってみたい!ということになりました。
浦和・・・私たちが育った場所なのに、もう20年以上、足を運んでいないのです。
私と妹、子どもたちで車に乗って、さあ浦和に出発。
子どもだちは、どこ行くの?浦和?なにそれ?という感じでしたが・・・
懐かしい場所に近づくにつれ、私と妹は大はしゃぎ。
「あっ、このお店、まだあるんだ~!」
「この道を入ると、○○ちゃんちの家があったんだよ~!」
「懐かしい~~!!」
そして、私と妹の母校の小学校へ。
「私たちの時は7クラスもあったよ~。今は3クラスだって~。」
「ちょっと、6年生の時に作ったトーテムポールがある!私この部分を作った!」
そのあとに、私たちの育った家も見に行きました。
当時は子どもがたくさんで、いつも誰かが外で遊んでいたものだけど・・・
今は子どもの気配もなく、静か・・・
昔の家や、家の前の道、学校への通学路や学校をみて、私たちが感じたことがあります。
それは、「もっと大きいと思ってたのに、すごく小さい・・・」
昔は、もっと大きな家だと思ってたし、大きな道だったり、長い道だと思ってた。
でも、今見ると、こぢんまりした家、細い道、短い通学路・・・
街が小さくなった?いやいや、私たちが、大きくなったのです。
子ども時代には、家や通学路、学校が自分の世界のすべてで、私の認識のほとんどを占めていました。
大きな家で友達と走り回り、広い道の大きな交差点を渡るときはドキドキして、長い通学路を必死に歩いてた。
家と学校と通学路が世界の全てで、それ以外のものがあるなんて想像もしなかったのです。
でも、大人になった今見てみると、ちっぽけな家、ちっぽけな道、ちっぽけな世界・・・
妹とふたり、びっくりするくらい、小さいね・・・と言い合いました。
私は思いました。
浦和で過ごした子どものころの経験や体験、感じたことや考えたことが今の私を作っている元となっているのは間違いない。
だけど、それだけで今の私ができているわけじゃない。
浦和を出たあと、私はいろいろなものを見て、いろんなことを経験し、いろいろなことを考えてきた。
そんな、大人になってからの経験のほうが、今の私をつくることに影響してる。
「過去の経験は大切な思い出だけど・・・
もうそれに縛られる必要は、ないんだな。卒業して、いいんだな。」
そんなことを思った、懐かしい浦和トリップなのでした。